「石川の四季を食する会2013」冬の章
「石川四季の会」の季節イベントの開催もお蔭様で3周年を迎え、「加越能の食材の魅力」をテーマに「石川の四季を食する会 冬の章」を開催致しました。
加賀・能登・越中はいずれも旧加賀藩領にまたがる地域で、それぞれに独特の食材を持ち、伝統的な料理は現代に脈々と受け継がれています。北陸新幹線開業まであと2年余りに迫ったこれからは、「食の宝庫・加越能」を地域として売り込むことが求められます。
今回のイベントでは、映画「武士の献立」にちなみ、それぞれの魅力ある食材を使ったお料理をご堪能いただき、また講演会を通じて、これからの「食の戦略」を考えていただく機会とさせていただきました。
フードピア金沢2013の協賛事業として開かれた「石川の四季を食する会 冬の章」、今回は250名を超えるご参加で、会場は大いに盛り上がりました。
講演会
演題「加賀・能登・越中・越前の食材」
講師:まち&むら研究所代表 谷本 亙様
まずは会食に先立ち、講師・まち&むら研究所(津幡町)代表 谷本 亙様による記念講演会を開催しました。北陸地方は食文化が相互につながり、日本海地域や東アジアまでの拡がりをもっており、その相互のつながりには風土、歴史的な経緯に基づく交流があります。その交流では、塩や干物、発酵食品が大きな要素となっています。講演の中で様々なテーマから「北陸の食材」について語っていただきました。
今回は、初めて講演会と会食は別会場となっており、お客様はスクリーンを見ながら集中して講演を聞いておられました。
今回のイベントは、KTKテレビ金沢の人気アナウンサー塚田誉が進行を務めました。
お料理のご紹介

金沢・能登・富山を代表する料理人達が、映画「武士の献立」にちなみ、地元の食材をふんだんに使った料理で一つの料理コースを作り上げ、皆様にご提供いたしました。
(8人の料理人と川上清会長)
桜うぐいのあらい
割烹「あらや」(小矢部) 店主 荒谷義則
点心3種盛合せ
湯涌蕪餅
能美市高畑ヘルシーピッグファームからルポークの角煮
金沢深谷産古代米と源助大根のハスの葉包み
ルポークの焼売 加賀蓮根・五郎島金時を入れて 春菊のソース
シノアぶどうの木(金沢) 料理長 奥村茂寿
おがやポークの赤ワイン煮 アッシェパルマンティ風
おがや産行者ニンニクの香り パートフィロ包み
ビストロ「椋」(MUKU)(砺波) オーナーシェフ 齋藤弘道
<食後ドリンク> コーヒー
お飲物のご紹介
前回の秋の章では上面発酵のビールをご提供しましたが、今回は下面発酵のビールです。この技術から生まれるビールはラガータイプ、ピルスナータイプなど。低温でじっくり発酵させ、シャープできれのよい仕上がりです。
下面発酵ビール飲み比べ
・越中 宇奈月ビール「カモシカ」
・能登 日本海倶楽部奥能登ビール
「ピルスナー」
・加賀 加賀地ビール
「ゴールデンエンジェルビール」
・アサヒ スーパードライ ブラック
地酒
・越中 「立山」吟醸
・越中 「銀盤」吟醸剣岳
・能登 「春山」純米吟醸
・能登 「大江山」吟醸つづらの波
・加賀 「加賀鳶」極寒純米・山廃純米
・加賀 「萬歳楽」吟醸辛口菊のしずく
・加賀 「天狗舞」文政六年
能登ワイン
・能登ワイン マスカットベリーA(2012年)
・能登ワイン セイベル9110(2012年)
ソフトドリンク
※全てフリードリンクとなっております。
